【活用事例】写真作家 浜中 悠樹

都市空間の剪定された樹木を被写体とした代表作『樹々万葉(きぎのよろずは)』を始めとした、人と自然の共存共栄の視覚化をテーマに作品を創作。
伊勢和紙にインクジェットでプリントし、掛け軸を模した形状をはじめ、和モダンをテーマに空間に合わせて様々な出力形態で発表している。

Webサイト

https://yuki-hamanaka.com

TOPICS

  • 2012年 第35回キヤノン「写真新世紀」優秀賞(HIROMIX選)受賞
  • IPA(International Photography Awards) 2016 COMPETITION:Professional:HONORABLE MENTION
  • TIFA(Tokyo International Foto Awards)2017 COMPETITION:Professional Nature/Trees:1ST PRIZE
  • PX3(Prix de la Photographie, Paris) 2020 COMPETITION:Professional Nature/Trees:HONORABLE MENTION
  • MIFA (Moscow International Photo Awards)2021 COMPETITION:Professional Nature/Trees:3ST PRIZE
  • 「写真新世紀」30周年記念展(2022年10月~11月開催) 参加
    ※歴代受賞者を対象とした一般投票による上位10名に選出

伊勢和紙との出会い

2010年頃、日本人らしい写真作品を創作したいという考えから、写真をインクジェットで印刷できる和紙がないかをリサーチした時に出会ったのが伊勢和紙でした。

伊勢和紙を使う理由

私は、和紙独特の風合いから生まれる日本らしさ以上の利用する理由も求めていました。
伊勢和紙は、伊勢神宮で使われることを目的として生まれた和紙であるということで、神様を意識した高い品質が伺えた点と写真印刷用の伊勢和紙を開発された中北 喜得(現 会長)ご自身で撮影された写真を伊勢和紙に印刷したいという想いから始まったと伺い、これ以上に拘りの詰まった紙は、ない気がしたので使い続けています。

伊勢和紙を使っていて良かったこと

作品の印刷を和紙に行うにあたり、当初、様々な種類の和紙で試しましたが通紙を行うプリンターのローラーで紙が傷んでしまうケースもありました。伊勢和紙は、どのような厚さの紙でもそのようなトラブルが全く起きていません。こういった、安定した品質は、当たり前のようでとても重要だと思ってます。
また、10年前に印刷した初期の頃の作品を展示することもありますが、作品は、退色・変色することなく美しい状態を保っていることにも助かってます。
私は、横幅860mm 高さ2,800mmといった大きな作品も創作するのですが、そういった特殊なサイズの作品創作時、いつも柔軟に相談に乗っていただけることに大変感謝しています。

主に使用している伊勢和紙

作例