この度、伊勢和紙を製造する大豐和紙工業株式会社は創立125周年を迎えました。こうして社歴を重ねられましたのも、日頃よりご支援くださるみなさまのおかげにほかなりません。ひとえにみなさまのご厚情の賜と、深く感謝申し上げます。
当社は、合名会社殖産組、伊勢産紙合資会社、五十鈴川製紙株式会社の3社が合併し、1899年(明治32年)12月17日に神都製紙株式会社として誕生し、神宮御用紙を中心に製造してまいりました。1947年2月に現在の大豐和紙工業株式会社と社名変更しながらも存続し、また2000年代以降はインクジェットプリント向けの和紙を開発するなど、より多くのお客様にご活用いただけるよう用途の開発・提案を継続しながら、本日125歳の節目を迎えることとなりました。多様な価値観が生まれた現代社会でこそ、この和紙の価値をお客様にお届けできるものであると信じ、この先の未来へも末永くご愛顧いただけますよう、より一層精進してまいります。
これからも伊勢和紙をどうぞよろしくお願いいたします。
2024年12月17日 大豐和紙工業株式会社 代表取締役 中北喜亮